東京都市大学 都市生活学部経営戦略研究室 橋本ゼミナール


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2018年度 第12回ゼミ活動報告

2期生の向井です。
今回のゼミは輪読、2期生による個人レポート発表、1期生による卒論の進捗状況の発表の3つを行いました。輪読では所有権理論という新しい分野に入りました。
所有権理論において人間は資源の所有権を巡って交換取引をすると考えられています。もし所有権が明確である完全合理的な世界であれば、所有権者にプラス・マイナス効果が帰属されます。しかし現実は限定合理的な世界のため所有権者への効果の帰属があいまいになりやすくなります。そのため資源の所有権を誰かに帰属できる制度が検討されますが、コストがかかる場合もあるため一概に必要とは言えません。このことから所有権理論ではコストを考慮しながら所有権の明確化をすべきか否かを考えていくことが主な論点になっています。

個人レポートではチケット転売の良し悪しを取引コスト理論・プロスペクト理論・価値関数を用いて分析するという内容でした。転売によって不当にお金を取られてしまったことを損とするか、そのイベントに参加できたことを得とするかで論点が大きく変わるところが面白い内容でした。

卒論の進捗状況の発表では、総合商社を中心にした商社の必要性について語られました。総合商社は普通の商社と違って流通の手助けだけでなく、投資などの多目的な機能をもっています。そういった商社の機能拡大は各所で挙げられている商社不要論に対する反論になるのではないかという内容でした。

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